「会社設立何て素人でも簡単にできますよね」とお客さんに言われたら行政書士&司法書士はどうこたえる?

行政書士講座

こんにちは。和尚さんと学ぶギバーのための経営塾!玄徳庵の阿部です。

さて、久しぶりに行政書士さんや司法書士さん等の士業の方向けにブログを書いていきましょうか。

ということで今回タイトルにしたのは、「会社設立何て素人でも簡単にできますよね」といわれたときの専門業の対応の仕方についてです。

この一言結構言われたことあるんじゃないですか?

今回たまたま会社設立という単語を使っていますが、正直、何の書類でもいいです。要するに士業が各書類が、素人でもかけるでしょということをお客さんに言われちゃったらということですね。

これなんですが、「うるせー!!!それならあんたが作りやがれ!!!」という風にキレる人いるんですが、はっきり言って愚の骨頂です。正直、その気持ちはわかるけどね。

でも、そういう人は自分の価値感の中でしか生きられていないので、改善していかないとだめ。

このとき考えるべきは、相手の人がなぜそういう発言をしたのかということを考えることが大事なんですね。

お客さんがこの発言をする時に考えられるのが、

  1. 本当にお金がなくって困っている
  2. 単純になんでこの料金か知りたい
  3. 専門家の仕事を断りたくてとっさに浮かんだ言葉を言った

こんなところはさっと浮かびますよね。浮かばない?浮かぶようにしないとお客さんの信頼つかめないから訓練しましょうね。

で、今回は2番で話をしてみましょう。

そもそも、士業の仕事って勘違いされがちですが、誰もが使える書式づくり程度だったらあんなに高いお金をもらわなくても仕事ができます。

だって、ネットに転がっているデーターをコピーペーストして、作ればいいんですから。

でも、実際の現場に出るとわかりますが、その人一人一人に合った条件や、今後トラブルなどがおこらないように。余計な費用が掛からないように。そんなことも考えて、専門家同士が情報交換しながら作るのがプロの書類です。

スーツなどもそうですが、「オーダーメイド」のものは高くて当たり前ですよね?

だから、スーツやさんが、オーダーメイドのスーツをお客さんが指さして、「安売り量販店のスーツでも仕事いけますよね?」と聞いているのと同じ状況なわけです。

ここで、スーツのお店の店員さんが、「うるせー!!!そんなこと言うならあんたはよその店で買え!!」とはキレないと思うんです。

なぜなら、お客さんが、オーダーメイドのスーツだと何がどう違ってこの料金になるのかを知りたがっている。ということに気が付くからです。

まぁ、もちろん冷やかしの人はいますし、嫌がらせの人もいるのでそういう人はスルーですが、そういう人の中にも、言葉の表現が下手で、そういう表現になっている人もいるということを忘れてはいけません。

ならば、士業がやるべきことって、

士「そうですね~。確かにインターネットの書式とかをコピーしてそのまま使う人もいますし、そうすると安くはなりますよ」

客「そうですよね。だったら、なんでこんなに高いんですか?」

士「それは、士業の事務所の仕事というのは、完全オーダーメイド方式だからなんですよ。インターネットの書式は誰にでも使えますが、あなたのための情報ではないので、それでトラブルが起こったりすることがあるんですね。私たちが作ることで、そういうトラブルをなくすことができます」

客「トラブルってどんなのがあるの?」

士「具体的に言うと……」

まぁ、こんなにスムーズに会話は流れないと思いますが、こういう話の持って生き方を目指していくのが正解だと私はおもいます。

1番の場合は、お客さんの予算内で自分ができることの提示。予算的に厳しかったら正直に厳しいと伝えて、断るのもお客さんへの誠意です。

3番の場合は、結構見落としている人がいるんですが、あなた自身がお客さんに「この人はちょっと」と思われて断る口実で言われている可能性もあります。このときは素直に引いて、自分のことを反省です。

という風に何がいいたいか?というと、大事なのは言葉の裏に隠された、なぜその言葉がお客さんの口から出てきたのか?という気持ちをしっかりと読み取るということです。

それができないと、自分のお客さんのすそ野は広がりません。

たまにTwitterなどでお客さん愚痴を書きまくっている士業さんもいますが、そういうことをしていると、見ている人たちに、『ああ、この人はお客さんとの人間関係も作れない人なんだ』という悲しいレッテルを貼られてしまいます。

そうならないように、どの書類だとしても、しっかりと、お客さんの心の本音を聞き出せるようにしましょうね。

あと、新人行政書士さんに多い、自分の実力に自信がなくて「あなたのためのオーダーメイド」なんだよということを胸を張って言えない人は、それはしっかり勉強して、自信つけるのが先ですよ。

ということで今日はここまで。

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